*05:38JST NY株式:NYダウは81ドル高、利下げ期待が政府機関閉鎖懸念を払しょく
米国株式市場は続伸。ダウ平均は81.82ドル高の46397.89ドル、ナスダックは68.86ポイント高の22660.01で取引を終了した。
政府機関閉鎖を警戒し、寄り付き後、下落。予算案を巡る不透明感に加え、月末、四半期末で調整色が強まり終日軟調推移となった。しかし、終盤にかけ利下げ期待を受けた買いに支えられたほか、新期に向けた買いが強まり相場はプラス圏を回復。ダウは過去最高値を更新し、終了した。セクター別では医薬品・バイオが上昇した一方、エネルギーが下落。
製薬会社のファイザー(PFE)は薬価値下げ、700億ドル規模の国内投資で政府と合意、3年間の医薬品関税が免除されることになり、買われた。同業イーライ・リリー(LLY)も政府と薬価値下げなどで、積極的な交渉を行っていることを明らかにし、上昇。人工知能(AI)向けクラウドサービスを手掛けるコアウィーブ(CRWV)はメタ・プラットフォームズ(META)と140億ドル規模の契約を結び上昇。ソーシャルメディアフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ(META)は大規模AI投資を警戒した売りに下落した。
音楽配信のスポティファイ(SPOT)は創業者のエク最高経営責任者(CEO)が辞任を発表し、下落。給与・人事関連アウトソーシング・ソリューションを提供するペイチェックス(PAYX)は政府機関閉鎖の可能性や労働市場減速に連れた業績悪化懸念に下落した。
スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は取引終了後に第1四半期決算を発表。売上が予想外に伸び、1株当たり利益が予想を上回り、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
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