*05:47JST NY株式:NYダウは63ドル安、ハイテクが支える
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は63.31ドル安の46694.97ドル、ナスダックは161.16ポイント高の22941.67で取引を終了した。
オープンAIとAMD半導体契約などが好感されハイテクセクターを押し上げ、寄り付き後、上昇。金利の上昇や高値警戒感にダウは下落に転じた。人工知能(AI)関連事業への期待感が根強く、ナスダックは終日堅調に推移し過去最高値を更新。まちまちで終了した。セクター別では自動車・自動車部品、ソフトウエア・サービスが上昇した一方、電気通信サービスが下落。
半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は「ChatGPT」を展開する人工知能(AI)開発企業オープンAIとAIインフラ構築に関する契約締結を発表し、大幅高。競合のエヌビディア(NVDA)は下落した。地銀のフィフス・サード・バンコープ(FITB)はテキサス州での事業拡大を目指し同業コメリカ(CMA)を109億ドルで買収することで合意したと発表し、下落。コメリカ(CMA)は大幅上昇した。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は新製品の発表期待に買われた。トラックメーカーのパッカー(PCAR)はトランプ大統領が11月1日付で、輸入中・大型トラックに対し25%関税を発動する計画を発表し、上昇。
住宅建設のレナー(LEN)、DRホートン(DHI)、KBホームズ(KBH)などはトランプ大統領が使用されていない分譲地がたくさんあり、住宅建設のペース加速すべきと要請し、それぞれ下落した。ピザの宅配サービスレストラン運営のパパ・ジョーンズ・インターナショナル(PZZA)、ハンバーガーショップ・チェーンのシェイク・シャック(SHAK)はアナリストの投資判断引き下げで、それぞれ下落。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は16.29まで下落した。
(Horiko Capital Management LLC)
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