*07:51JST NYの視点:米9月NY連銀消費者調査でインフレ期待率が上昇、労働市場状況はまちまち
NY連銀が実施した消費者調査で9月のインフレ期待率は上昇した。1年先のインフレは3.38%と、4月来で最高となった。特に低・中間所得者層の間で、食品、燃料価格圧力の上昇が響いた。3年先は3.05%(3.0%)、5年先は2.97%(2.93%)とそれぞれ小幅上昇。
労働市場を巡る判断はまちまち。失業する可能性があるとの回答は全体の14.85%と、8月14.48%上昇。自主退職する可能性があるとの回答は20.69%と、18.95%から上昇した。また、失職した場合、3カ月内に新たな職が見つかるとの回答も、47.45%と44.91%から上昇。さらに、世帯の財政状況も安定している。3カ月内に滞納する可能性は12.64%と、13.09%から低下した。
◇米9月NY連銀世論調査
インフレ期待率:1年先3.38%(8月3.2%)、3年先3.05%(3.0%)、5年先2.97%(2.93%)
ガス:+4.23%(8月+3.92%)
食品:+5.85%(+5.53%)
賃貸:+6.97%(+5.99%)
医療費:+9.28%(+8.18%)
中間賃金の伸び:+2.45%(+2.54%)
失業する可能性:14.85%(14.48%)
自主退職する可能性:20.69%(18.95%)
失職した場合、3カ月内に新たな職が見つかる:47.45%(44.91%)
3カ月内に滞納する可能性:12.64%(13.09%)
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