*10:05JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は3日ぶり反発、米AIバブル懸念がやや緩和
【ブラジル】ボベスパ指数142145.38 +0.56%
8日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比788.95ポイント高(+0.56%)の142145.38で引けた。日中の取引レンジは141,356.40-142,385.00となった。
買いが先行した後はプラス圏でもみ合った。米人工知能(AI)バブル懸念がやや緩和されていることや、年内の米利下げ期待の高まりが好感され、ブラジル株にも買いは優勢となった。また、通貨レアル高や原油価格の上昇もサポート材料となった。ほかに、9月の自動車販売台数が前月を上回ったなど経済指標の改善が景気の先行き不安をやや緩和させた。
【ロシア】MOEX指数2562.51 -3.98%
8日のロシア株式市場は大幅反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比106.09ポイント安(-3.98%)の2562.51となった。日中の取引レンジは2,548.37-2,677.75となった。
小幅高で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。ウクライナ平和の機運がほぼ失われたとのロシア・リャブコフ外務次官の発言が警戒され、ロシア売りは加速させた。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強まった。一方、原油価格の上昇や中国の景気対策への期待感などが指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 81773.66 -0.19%
8日のインド株式市場は5日ぶりに反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比153.09ポイント安(-0.19%)の81773.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同62.15ポイント安(-0.25%)の25046.15で取引を終えた。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。両指数とも前日まで4日続伸しており、高値警戒感から利益確定売り圧力が強まった。また、前日の米株安や人工知能(AI)バブルが懸念されていることも、ITなどハイテク株の売り圧力を強めた。一方、指数の下値は限定的。成長予想の上方修正が好感された。世界銀行は7日、2025年度のインドの成長予想をこれまでの6.3%から6.5%に引き上げている
【中国】休場
8日の中国本土市場は国慶節(建国記念日)連休で休場となった。
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