*17:45JST 24日の中国本土市場概況:上海総合指数は強含み
10月24日の中国本土市場では、主要指標の上海総合指数が前日比27.90ポイント(0.71%)高の3950.31ポイントとしっかりとなった。
中国政府の経済政策への期待や米中関係の一段の悪化は回避されるとの見方が浮上し、株式相場を下支えした。報道によると、2026年から2030年までの第15次5カ年計画について、第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)は会議後に発表した声明で「経済発展の軸足を内需に移し、人工知能(AI)産業を支える半導体など先端ハイテク分野の自立自強を加速する」などの方針を提示した。
業種別では、ハイテク関連がしっかり。電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)と電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が10.0%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が6.8%高。軍需産業株にも資金が向かった。衛星開発・運用の中国衛星(600118/SH)が10.0%高、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が4.7%高、衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)が4.2%高。
ただ、不動産株はさえない動きとなった。中華企業(600675/SH)が3.8%安、華遠地産(600743/SH)が2.7%安。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.03ポイント(0.01%)安の261.09ポイント、深センB株指数は0.96ポイント(0.07%)安の1339.61ポイントで取引を終了した。
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