*22:03JST 【市場反応】米CPI、予想下回り10月利下げ織り込む、ドル売りに転じる
米国労働統計局が発表した9月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.3%と8月+0.4%から予想外に鈍化した。前年比では+3.0%と、8月+2.9%から加速し1月来で最高となった。予想は下回った。連邦準備制度理事会(FRB)がコアCPIは前月比+0.2%と、予想外に8月+0.3%から鈍化し6月来で最低となった。前年比では+3.0%と、8月+3.1%から予想外に鈍化した。高止まりしていた賃貸や保険のコストが低下し、指数を押し下げ。
CPIが予想を下回ったため10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを織り込む動きに米10年債利回りは4.01%から3.96%まで低下。ドル売りが優勢となり、ドル・円は152円96銭から152円30銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1610ドルから1.1648ドルまで上昇、ポンド・ドルは1.3304ドルから1.3361ドルまで上昇した。
【経済指標】
・米・9月消費者物価指数(CPI):前月比+0.3%(予想+0.4%、8月+0.4%)、前年比+3.0%(予想+3.1%、8月+2.9%)
・米・9月コア消費者物価指数(CPI):前月比+0.2%(予想+0.3%、8月+0.3%)、前年比+3.0%(予想+3.1%、8月+3.1%)
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