*14:24JST 国内外の注目経済指標:米国の追加利下げは織り込み済み
10月27日-31日発表予定の経済指標予想については以下の通り。
■29日(水)日本時間30日午前3時発表予定
○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利発表-予想:0.25ptの利下げ
インフレは持続しているものの、雇用情勢は弱含みとなっていることが考慮されそうだ。連邦政府機関の一部閉鎖措置が短期間で解除されても雇用情勢のすみやかな改善は期待できないため、0.25ptの追加利下げの可能性が高いとみられる。
■30日(木)決定会合の終了予定時刻は未定
○(日)日本銀行金融政策決定会合-予想:政策金利の据え置き
日本銀行の高田審議委員は「利上げに向け機が熟した」と述べた。一方、植田日銀総裁は「経済物価見通しの確度が上がれば、金融緩和の度合いを調整していく」との見方を示している。米国経済の先行き不透明感は消えていないため、日銀が金融緩和の度合いをすみやかに調整する可能性は低いとみられる。
■30日(木)午後7時発表予定
○(欧)7-9月期ユーロ圏域内総生産速報値-予想:前年比+1.2%
参考となる前期実績は+1.5%。欧州中央銀行(ECB)による利下げによって域内経済の減速は7-9月期で一服したとみられる。ただ、企業景況感の大幅な改善は確認されていないため、7-9月期の成長率は大差ない水準にとどまりそうだ。
■31日(金)午後9時30分発表予定
○(米)7-9月期国内総生産-予想:前期比年率+3.0%
参考となる4-6月期実績は前期比+3.8%。住宅関連指標と9月分のISM製造業と非製造業の実績値を考慮すると7-9月期の成長率は前期実績との比較である程度鈍化する可能性が高いとみられる。
○その他の主な経済指標の発表予定
・27日(月):(米)9月耐久財受注
・28日(火):(米)10月CB消費者信頼感指数
・29日(水):(加)カナダ中央銀行政策金利発表
・30日(木):(欧)欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
・31日(金):(欧)10月消費者物価指数、(米)9月コアPCE価格指数
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