*14:27JST 日経平均VIは大幅に上昇、イベント目白押しで高値警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時25分現在、前日比+3.24(上昇率12.74%)の28.69と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は29.24、安値は28.18。
先週末の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。一方、日経225先物は高値警戒感が強まっていることに加え、今週は、28日から米連邦公開市場委員会(FOMC)、29日から日銀金融政策決定会合が開催され、また、28日に日米首脳会談、30日には米中首脳会談が予定されているほか、内外で主要企業の7-9月期決算が発表されるなどイベントが目白押しで警戒材料も多く、今日は株価が大幅高となる中、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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