*17:39JST 27日の中国本土市場概況:上海総合指数は続伸
10月27日の中国本土市場では、主要指標の上海総合指数が前日比46.63ポイント(1.18%)高の3996.95ポイントと続伸。
米中貿易協議の進展が好感されているようだ。報道によると、ベッセント米財務長官と中国の何立峰・副総理は10月25-26日に閣僚級の貿易協議をマレーシアで開き、トランプ米大統領と中国の習近平・国家主席の直接会談に向けた枠組みをまとめたもよう。それによると、米国の中国製品に対する100%関税は撤回され、中国のレアアース(希土類)輸出規制厳格化は先送りされるようだ
業種別では、ハイテク関連がしっかり。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)や銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)などが10.0%高。発電株も上昇。上海電力(600021/SH)が6.4%高、中国核能電力(601985/SH)が4.2%高、国電電力発展(600795/SH)が3.9%高。
ただ、不動産株はさえない動きが続いた。新城控股集団(601155/SH)が4.9%安、光明地産(600708/SH)が1.7%安、金地集団(600383/SH)が1.2%安など。
なお、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.79ポイント(0.30%)高の261.88ポイント、深センB株指数は6.34ポイント(0.47%)安の1333.27ポイントで取引を終了した。
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