*07:49JST NYの視点:米10月ダラス連銀製造業活動指数は改善も3カ月連続のマイナス、ISMも活動縮小圏維持する可能性示唆
米10月ダラス連銀製造業活動指数は―5.0と、9月-8.7から予想以上に改善した。ただ、依然、3カ月連続のマイナス。
重要項目の新規受注は-1.7と、減速ペースは9月-2.6から鈍化。材料費は33.4と、43.4から低下、販売価格も7.7と、11.7から低下しており、ディスインフレの証拠となった。見通しの不透明感が22.2と、13.9から上昇した。
10月地区連銀製造業の結果は強弱まちまち。NYやカンザスシティ連銀製造業指数はプラスとなった一方、フィラデルフィア、ダラスがマイナス。全米の製造業活動を示すISM製造業指数も引き続き活動縮小圏にとどまる可能性が示唆されており、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを正当化する。
◇米10月ダラス連銀製造業活動指数:―5.0(9月―8.7)
企業見通し:-0.3(-1.0)
生産:5.2(5.2)
設備稼働:-1.1(3.9)
新規受注:-1.7(-2.6)
Unfilled orders:-6.4(-8.4)
出荷:5.8(6.7)
在庫:-11.0(-9.7)
材料費:33.4(43.4)
販売価格:7.7(11.7)
賃金:14.2(15.9)
雇用:2.0(-3.4)
労働時間:-5.5(3.4)
見通しの不透明感:22.2(13.9)
●6カ月先の見通し
企業見通し:7.0(8.4)
生産:21.0(31.6)
設備稼働:+17.5(23.8)
新規受注:18.3(34.3)
Unfilled orders:-8.9(-0.8)
出荷:18.5(30.0)
在庫:3.1(-10.3)
材料費:46.1(47.1)
販売価格:37.3(39.7)
賃金:41.5(28.4)
雇用:18.9(12.7)
労働時間:7.2(3.2)
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