*14:21JST 日経平均VIは上昇、高値警戒感が継続
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時20分現在、前日比+1.03(上昇率3.49%)の30.54と上昇している。なお、今日ここまでの高値は31.13、安値は28.72。
昨日の米株式市場で主要指数が高安まちまちだった流れを受け、今日の東京市場は売り買いが交錯し、日経225先物は昨日の水準をはさんで一進一退の動きとなっている。こうした中、日経225先物は昨日、870円高と大幅に上昇し、市場では高値警戒感が継続している。一方、今日、日銀が金融政策決定会合で政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.5%で据え置いたことが市場の安心感となっている。こうした強弱材料が混在する中、市場心理は振れやすく、日経VIは昨日の水準をはさんだ推移となっている。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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