*17:48JST 31日の香港市場概況:香港市場は大幅続落
10月31日の香港市場では、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比376.04ポイント(1.43%)安の25906.65ポイントと大幅続落。本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は178.28ポイント(1.91%)安の9168.58ポイントと下落。
中国本土市場における値動きが嫌気された。中国国家統計局が公表した10月製造業PMIは49.0と市場予想を下回った。節目の50も7カ月連続で下回ったことも嫌気されたようだ。米中関係改善への期待は残されているものの、香港市場でも売り優勢の状態が続いた。ハンセン指数の構成銘柄88において、上昇は27、下落は59、変わらずは2で売りが優勢だった。
個別では、自動車大手の比亜迪(BYD:1211/HK)が3.5%安。直近決算における大幅減益が嫌気されたようだ。その他の主要銘柄では、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.4%安、中升集団HD(ヂョンシェン・グループ・ホールディングス:881/HK)が1.60%安など。
一方、主な値上り銘柄は翰森製薬集団(3692/HK)が4.2%高、友邦保険控股(1299/HK)が3.1%高など。非鉄・産金は弱含み。中国宏橋集団(1378/HK)が1.3%安高、紫金鉱業集団(2899/HK)は0.8%安とさえない動きに転じた。
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