Gomatarou氏の「勝てる手法」とは(写真:イメージマート)
高市政権の誕生により「5万円時代」到来の兆しを見せる日経平均株価だが、2025年11月中はAI(人工知能)・半導体関連株の調整や日中関係の悪化懸念などを要因に急落し、5万円台を大きく割り込む展開も見られた。こうした相場の急落局面はしばしば起こるが、相場の変化に対応し、勝ち続ける“億り人”がいる。いったい、どのような投資手法を駆使しているのか。
2005年10月に株式投資を始めてから20年間にわたり、さまざまな相場環境下にあっても年間で負けなしの成績を継続、2025年1月時点の生涯獲得資産は約70億円に及ぶという専業投資家・Gomatarou氏だ。
ライブドアショックで相場の怖さを痛感
2~3日で決済する短期のスイングトレードがGomatarou氏の基本スタイル。「2泊3日の1つの取引で約2億6000万円の利益を得たこともある」という同氏は、投資を始めたきっかけをこう振り返る。
「私は元々、ある上場企業で製品開発の仕事をしていましたが、先に投資を始めていた友人に勧められ、仕事の傍ら2005年10月から株式投資を始めました。サラリーマンだった当時の私にはそれほど資金もなく、元手200万円でスタートしました。
最初は何を買えばいいのか皆目わからなかったので、友人から値上がりしそうな銘柄を聞いたり、有名な投資家のホームページを参考にしたりしてトレードをしていました。それでも、当時は相場がよかったので、3か月後には500万円まで資産を増やすことができました。
ところが、その直後にライブドアショックが起こって株価は暴落。500万円まで増やした資産は、たちまち300万円まで減ってしまいました。この時に初めて相場の怖さを痛感しました」(以下、「」内はGomatarou氏)
このことをきっかけに、Gomatarou氏は「勝てる手法」を必死に模索。多くの投資本などを読んだり、すでに株で儲けていた友人に相談したりして、現在の投資スタイルにたどり着いたという。その投資手法とはどんなものか。
