メニューの選び方次第では「サンドイッチとドリンク」で1000円以上に?
大手コーヒーショップチェーン店・ドトールコーヒーショップ。全国に約1080店を展開し、手軽かつ安価でコーヒーを飲めるとして長く愛され続けているが、昨今の物価高の波は同店にも確実に押し寄せており、SNSでも「以前より高くなった」という論調が多く見受けられる。
なかでも注目を集めたのは、サンドイッチとドリンクで1000円以上したというXの投稿だ。
投稿主はミラノサンドB(590円)にアイス抹茶ラテ(Mサイズ、540円)を注文し、セット割引(-50円)で合計1080円というレシートとともに、〈サンドイッチとドリンクだけやぞ…〉と嘆いた。たしかに、昨今のドトールについてネット上には〈ドトールでサンドイッチとラテ買ったら1000円超えてびっくりした〉〈すごい高くなったなぁ。昔550円ぐらいでドリンク込みじゃなかったっけ…〉など、昨今の物価高を感じている声が散見される。
こうした投稿には総じて金額の「壁」があるようだ。いったい“いくら”ならいいのか。ドトールを利用する人たちに話を聞いてみた。
「ドリンク+フードで1000円以内」が自分の予算
ドトールが第1号店をオープンしたのは1980年。安く、早く、高品質を掲げたブレンドコーヒーは、当時一杯150円だった。昨今の物価高でさまざまな飲食店が値上げを実施するなか、ドトールも例外ではなく、2022年にSサイズ250円、2024年には同280円と少しずつ値上げ。ただしそれでも、スターバックスのショートサイズが380円~であることを考えればまだまだ安い印象だ。
立川市在住、喫煙者のAさん(20代男性)は、数少ない喫煙可能なチェーン系喫茶店としてドトールを愛好する。喫煙室があるいう理由だけでも「十分にお金を払う価値がある」というが、値段についてはどう思っているのか。
「コーヒーSサイズで280円、それでタバコが吸えるなら御の字です。ただいくらタバコが吸えるといっても、コーヒー一杯が1000円するような喫茶店に行くかというと、なかなか行かないですよね。あくまでもカフェではドリンクだけで300円、食事を入れても1000円以内を目指したい」(Aさん)
ミラノサンドとアイスティー(Mサイズ)なら790円
Aさんが「1000円以内」にこだわるのには、自分なりの理屈がある。
「単純に、僕のなかでの“予算”です。ずっと外での食事は1000円が目安で、収入が上がっていないのにそれ以上出したくないというだけですね」(同前)
大学生のBさん(20代女性)は、大のコーヒー好き。ちょっとした時の休憩スポットとしてドトールが「第一候補」だというが、「フードはあまり頼まない」という。ちなみにドトールの名物であるジャーマンドックは290円、ミラノサンドシリーズは、一番安くて「ミラノサンドA 生ハム・ボンレスハム・ボローニャソーセージ」の490円で、もっとも高い「トリュフ香るミラノサンド 炭火焼きローストビーフ」は790円だ。
「食事のクオリティを求めるなら、チェーン系カフェでは頼まないですよね。腰を据えて食べるほどではないけど、お腹は満たしたいという時に頼む存在で、ドリンクとフードで1000円ぐらいが理想です。実際、チェーン系カフェでサンドイッチやケーキなど、何らかフードを頼むとあっという間に1000円を超えますし、お腹いっぱいになろうとすれば1500円も当たり前。だったら、普通にファストフード系に行ったほうがコスパはいいかなと思うんです」(同前)

