利上げは銀行などの金融セクターに追い風とされる(イメージ)
日経平均株価が5万円を突破し、史上最高値を更新した2025年の株式市場。歴戦の億り人たちは2026年の相場をどう攻めるのか、総勢20名の億り人たちに注目のテーマ・銘柄を聞いた――。同様の企画は2024年末にも掲載したが、そこで紹介した銘柄のなかには1年で2倍、3倍になったものも。ここでは、2026年の注目テーマのひとつ、「金融」関連銘柄についての億り人たちの見解を紹介しよう。
2026年も利上げは続くか
インフレが続くなか、日銀の利上げは2026年も続く見通しであり、金利上昇は借入金依存度の高い業種にとって金利負担増のマイナス要因となりかねない。一方で、資産2億円超の子育てママ投資家・ちょる子さんが「三菱UFJフィナンシャル・グループをはじめ銀行にとっては金利上昇が業績向上につながるいい流れ」と言うように、利上げがプラスになるのが銀行株をはじめ「金融」関連だ。
40年近い投資歴で資産2億円超の兼業投資家・JACKさんは、地銀の山口フィナンシャルグループに目を向ける。
「配当利回りは3%ほどで自社株買いにも積極的。持ち株会社を設立して20周年となるので記念配当にも期待しています」
