*20:07JST 株式会社ヘッドウォータース:2025年12月期通期決算説明会文字起こし(7)
ヘッドウォータース<4011>
こちらの経営指標をご覧ください。ここで示しているのは、AI関連領域が大きく伸長していること、そしてマイクロソフト様を中心としたアライアンスによって顧客基盤が拡大していること、それに伴ってエンジニアの数も着実に増加しているということです。 つまり、AIの巨大な波が押し寄せてきている中、それを確実に捉えており、さらに大きな波を掴むための準備も整いつつあるということを示しています。
こちらはサービス別の案件比率などですが、AI領域の伸長に加え、1案件あたりの売上単価も上昇しています。これは言い換えれば、先ほど申し上げた「アライアンス戦略」が奏功し、大手企業の案件を数多く獲得できている証左です。1件あたりの売上も、1社ごとの売上も大きく上がっており、ロイヤルクライアントを獲得・育成するという戦略は概ね順調に推移しています。
さて、こうした今期の振り返りと業績を踏まえた、2026年度の業績予測についてご説明いたします。
こちらになります。売上高は前期比147.8%、約1.5倍の成長を予測しております。
現在、4月から新規のロイヤルクライアントによる大型案件が数多く立ち上がる予定となっており、それらを織り込んだ予測としております。
今年度の売上に関しては、昨年度からの入念な準備が実を結び、エンタープライズのお客様との大規模なプロジェクトが控えています。これらの中には「日本初」となるような先進的な事例も非常に多く含まれており、開示が可能となったタイミングで随時皆様にお知らせできると考えております。今期中にもいくつか発表できる見込みですが、これらは予算規模・テクノロジーの先進性の両面において非常に優れた取り組みです。他社が容易には追随できないような事例をいくつかお示しできると思いますので、ぜひご期待ください。
一方、利益面についてですが、今年度は特にBBDイニシアティブ社とのPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション:合併後の統合プロセス)に伴う諸費用が発生することを予想し、コンサバティブ(保守的)に設定しております。 具体的には、人材教育への投資が挙げられます。ヘッドウォータース単体としての採用・教育への投資は継続しますが、これに加えて、BBD側のエンジニア約150名に対しても、AIエンジニアへの転換、あるいはAIを徹底活用する「AI駆動型」への教育を強力に推進する考えであり、ここには必要なコストをかけてまいります。
合併に伴うPMIコストは、計算上あらかじめ織り込んでおくべきものと判断しております。そのため利益の絶対値は保守的な見通しとしておりますが、それでも営業利益ベースでは前期比190%、つまり「利益倍増」を計画しております。 一定の利益水準を確実に確保しつつ、売上高1.5倍の成長を実現する。極めて挑戦的な予算編成ではありますが、この計画を強い意志をもって遂行してまいる所存です。
そして、今年度のKPIをどこに設定するかという点についてですが、昨年度は「売上高」と「人材」を掲げてまいりました。今期に関しましては、やはり1.5倍という高い水準の目標を掲げておりますので、この「トップライン(売上高)」の成長こそが最大のKPIとなります。
AIエージェントの需要を確実に捉えていること、そしてロイヤルクライアントをしっかりと獲得できていること。これらが形となって現れるのが売上高の伸びに他なりません。まずはこの売上高という指標を、今期の最重要経営指標として注視していただきたいと考えております。
もう1つは、この流れの中で私たちが掲げている「カスタマーゼロ(自らが最初のユーザーとなる)」というテーマです。我々自身がAIを十分に活用できていなければ、お客様への提案にも限界があると考えています。 いかにAI駆動型開発(AIによる生産性向上)を推し進められるか。積極的な投資やPMI予算を投じたとしても、安定的に利益を出していける体制であることを示していきたいと考えております。
そのため、今回は「売上高」と「営業利益」を主要なKPIとして掲げます。 もちろん、これらを実現するためには十分な人材が必要ですが、現在の人材に対する考え方は、単に人数を無限に増やすことではありません。
私たちが目指しているのは、1人のエンジニアにAIエージェントが例えば3人つくことで、1人で4人分の仕事ができるようになるという姿です。1人増えるごとに、そのレバレッジによって生産性が劇的に高まっていく。いきなり4倍とはいかないまでも、1.5倍、2倍となるだけで、収益性は劇的に変わります。
単純に「頭数」を増やすのではなく、採用を継続しながらも、AIエージェントと共同して仕事ができる高度なレベルの人材を一人でも多く確保し、拡大を図ってまいります。人数の目標は当然社内にありますが、投資家の皆様には、まずは「売上高」と「営業利益」という結果を見ていただきたい。その上で今期を振り返り、来年へと繋げていきたいと考えております。
株式会社ヘッドウォータース:2025年12月期通期決算説明会文字起こし(8)に続く
<MY>