*20:16JST 株式会社ヘッドウォータース:2025年12月期通期決算説明会文字起こし(16)
ヘッドウォータース<4011>
市場から問われているのは、「本当にスケールする事業モデルがあるのか」「それを裏付ける売上100億円、利益10億円という数字を継続的に出せているのか」「その成長性に持続性はあるのか」という点です。これらを実証できなければ、どれだけIRを工夫しても、株価は一時的な上下を繰り返すだけで、高い水準で安定することはありません。
我々は、この強固な事業基盤を作るために、これまでなりふり構わず技術と実績を積み上げてきました。そしてようやく、その「ベース」が完成しました。ここからは、この実績を株価形成にしっかりと結びつけるため、IR活動を含めたあらゆる取り組みを加速させていく覚悟です。
決算が良いにもかかわらず株価が伴っていない現状は、ひとえに私の不徳の致すところです。市場環境の影響も無視はできませんが、それを言い訳にしても何も始まりません。この環境下でも伸びている企業は確実に存在します。我々も、どのような市場環境であっても資金を引きつけ、適切な株価を形成できるだけの「ベース」はすでに整っております。ここから一層ギアを上げて取り組んでまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
質問
パランティア社に追随するビジネスモデルであるにもかかわらず、直近の株価が低迷しているのはなぜでしょうか?
■ヘッドウォータース 篠田様
これについては、先ほどお話しした内容に通じますが、まずは我々が「パランティアに比肩するモデルを完成させた」という事実を、確固たるエビデンスをもって世の中に示す必要があると考えています。
そのための手段は、IRによる発信はもちろんですが、何よりも「売上高と利益の成長」という数字で示していくことが重要だと考えています。実績が伴って初めて、機関投資家や個人投資家の皆様の中で、我々のモデルに対する期待が「確信」へと変わるはずです。この1、2年は、実績をしっかりと見せつけ、それが業績向上に直結していることを証明する期間として、最善を尽くして取り組んでまいります。
質問
川崎重工業様とのフィジカルAIの取り組みは順調でしょうか?
■ヘッドウォータース 篠田様
こちらにつきましては、クライアント企業の個別案件に関わる内容となりますので、現時点での明言は差し控えさせていただきます。何卒ご了承いただけますと幸いです。
質問
イランへの攻撃にAIが使われたというニュースがありますが、AIリーディングカンパニーとして、防衛セクターとの関わりについてのお考えはありますか?
■ヘッドウォータース 篠田様
非常に難しい、かつ極めて重要なテーマであると認識しております。倫理の問題、事業としての判断、そして「そもそも倫理とは何か」という根源的な問いなど、多面的な議論が必要です。
現在、具体的な方針について明確な結論を持っているわけではございませんが、適時適切に判断していくべき事項と考えております。方針が固まった際には改めてお話しさせていただきますが、このような重大なテーマをご提示いただいたことに感謝いたします。
質問
上場以来応援しています。知名度を上げる方法として、テレビCMの検討はありますか?
■ヘッドウォータース 篠田様
長らくのご支援、誠にありがとうございます。テレビCMについては、現時点では検討しておりません。 BtoB事業であるため知名度が上がりにくいという課題は認識しておりますが、広告宣伝費の投下については慎重な判断が必要です。
例えば、1億円の予算を投じてテレビCMを行うことで得られる集客効果や投資家への認知度向上と、他の施策を比較検討しなければなりません。「同じ1億円を使うのであれば、数百万でシンガポールやニューヨークへ赴き、現地の投資家へ直接プレゼンを行う方が効率的ではないか」といった様々なオプションがあります。
売上と利益がさらに拡大したタイミングで、テレビCMが最も適切な手段であると判断できれば、検討の俎上に載る可能性はゼロではありません。その際には改めて皆様にご報告させていただきます。
質問
今後、ソフトバンクグループのAI関連会社とのコラボレーションなどはありますか?
■ヘッドウォータース 篠田様
こちらのご質問につきましては、インサイダー情報に関わる可能性があるほか、相手先企業様との守秘義務等の兼ね合いもございますので、現時点での発言は控えさせていただきます。何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
質問
数年前、株主還元がない分、キャピタルゲインで報いると話されていたが、株価は下落の一途を辿っている。発言に責任を持ち、一日も早く株価を8,000円台まで戻してほしい。
■ヘッドウォータース 篠田様
投資家の皆様のご期待に沿えていない現状について、まずは心よりお詫び申し上げます。これはひとえに、私の不徳の致すところでございます。
皆様には、上場当初から多大なるご支援をいただきました。時価総額が360億円から一時は30億円規模にまで下落した局面でも、当社を信じて応援し続け、株を持ち続けてくださった方がいらっしゃることも、痛いほど重々に承知しております。その後、一時は400億円ほどまで回復したものの、ここ2年ほどは再び低迷し、現在の水準まで時価総額が落ち込んでいる状況にあります。
この間、株価を維持・向上させることができなかったのは、私の経営能力の不足であり、不徳の致すところです。株主の皆様には、心より申し訳なく思っております。
しかしながら、私は決して諦めているわけではございませんし、打つ手がないわけでもありません。今回のBBDイニシアティブ社との合併、AI領域でのナンバーワン奪取、そしてプライム市場への区分変更。これらすべては、再び株価を力強く引き上げるための布石です。
「ここから必ず上げる」という強い意志を持って、今の経営方針を貫徹し、皆様が納得されるような株価形成を全力で狙ってまいります。これまでの不徳をお詫びするとともに、これからの当社の姿勢をしっかりと形にして示してまいります。どうか引き続き、ご支援をいただけますと幸いです。
本日は多くのご質問を頂戴し、誠にありがとうございました。また、長時間にわたりお付き合いいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。
今年度は、着実な事業成長を遂げることはもちろん、皆様から厳しくも温かいご期待をいただいております「株価の上昇」についても、経営としてしっかりと向き合い、実現してまいる所存です。
AIエージェントの社会実装を加速させ、日本を代表するAI企業として飛躍してまいりますので、引き続き変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
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