*08:30JST 原油相場にらみの相場展開に
16日の日本株市場は売り先行で始まり、その後も原油相場にらみの相場展開になりそうだ。13日の米国市場はNYダウが119ドル安、ナスダックは206ポイント安だった。10-12月期の米国内総生産(GDP)が政府機関閉鎖により予想を下回ったほか、コア個人消費支出価格(PCE)指数の加速で年内の利下げ期待が後退した。さらに、イラン戦争の激化でホルムズ海峡の閉鎖が長期化するとの観測で原油価格が上昇に転じたことが重荷になった。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比365円安の
53005円。円相場は1ドル=159円60銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物(6月限)はナイトセッションで一時52480円まで売られる場面もみられたが、その後は下げ渋る動きで75日線(52850円)を上回って終えていた。売り先行ながら同線での底堅さがみられる局面においては、自律反発狙いの押し目買いを誘う可能性はありそうだ。ただ、13日の米国市場ではエヌビディアやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなど主要なハイテク株の下げが目立っており、東京市場においてはアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が注目される。
トランプ米大統領は、ペルシャ湾の重要拠点であるイランのカーグ島の軍事目標を米軍が空爆したと自身のSNSに投稿した。また、事実上封鎖された状態が続くホルムズ海峡に日本や中国、韓国などが艦船を派遣することに期待感を表明。地政学リスクが積極的な売買を手控えさせるものの、原油先物価格が落ち着きをみせてくるようだと、自律反発狙いの買いが入りやすいだろう。もっとも、再び原油価格が100ドル台に乗せてくる局面においては、先物主導による仕掛け的な売りが警戒されそうだ。
また、日経平均株価の75日線は53007円に位置する、同線を割り込んでくるようだと3月のSQ値(52909.45円)が意識されやすく、これを下回ってくると下へのバイアスが強まりやすい。ただし、これを上回っての推移となれば、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。物色の流れとしては19日に予定されている日米首脳会談に向けて、防衛・宇宙、次世代原発、レアアース、次世代半導体、AIデータセンターなど、政策に絡んだ銘柄を見直す動きに向かわせよう。
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