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キャピタル・アセット・プランニング(3965):見通しの明るい事業環境と業績、利益成長を評価

キャピタル・アセット・プランニング(3965)市場平均予想(単位:百万円)

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企業概要

 フィンテックが何かと話題に上る今日この頃ですが、同社は1990年の創業からすでに「FT(金融工学)とIT(情報技術)の統合」を企業ミッションとし、金融機関向けフロントエンドシステム(FES)に特化した事業を行ってきました。

 国内で初めて保険業務をシステム化した金融フロントエンドシステムのパイオニアとして知られ、現在でも国内トップシェアを握っています。
(※フロントエンドとは、ユーザーと接触する仕組みや環境を指します。例えば保険の申し込み画面もその一つ。)

 事業内容は具体的に、生命保険の設計書やライフプラン提案書などをPCやタブレット端末を通してエンドユーザーに見せたり申込をしてもらったりするためのフロントエンドシステムを提供しています。中でも生命保険向けを得意とし、国内に41社ある生命保険会社のうち18社に採用されており、同社売上の8割を構成しています。

~事業承継を含んだ資産管理システムの提供も~
 また、同社自身がサービスベンダーとなって、資産管理などのコンサルティングも手掛けています。金融、不動産、保険、税務を包括した資産管理のプラットフォームシステム「Wealth Management Workstation」(WMW)をベースに個人の資産を設計すると同時に、WMWを活用した資産家向けエステートプランニングや投資教育、またファイナンシャルプランニング教育事業も行っています。今後、経営者の高齢化を背景に、後継者不在問題や相続問題などが増加していく中ではニーズ拡大が期待されると思われます。

注目ポイント

 1995年の生損保相互乗り入れに始まり、銀行年金保険・投信窓販開始、企業年金法改正、金商法の施行、銀行の生保窓販解禁、また相続税法改正や保険業法改正と、27年間で金融業界は変化を遂げてきました。またIT技術の進化は目まぐるしく、革新を重ね、これがフィンテックの発展に繋がっています。同社はこのような環境の変化に最適なシステムを開発、提供することで成長を遂げた企業です。

 その成長を支えているのは、FT(金融技術)とIT(情報技術)の2つの技術を有する社員です。同社は金融系資格や経験を有す社員に加え、金融知識のあるシステムエンジニアやプログラマで構成されており、深い知見が求められる保険業務の開発を可能としているのです。これが同社の一番の強みとなっていると考えられます。

 事業環境は、金融業界のIT化推進の動きが強まっており良好な追い風となっています。その風に乗って業績も絶好調。3期連続増収増益、増配の見通しとなっています。利益成長を見込んだ購入を検討できる株価水準だと思います。

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