投資

北陸新幹線開業のメリットを最大限享受しそうな老舗百貨店株

北陸新幹線の開業に伴い、石川県金沢市など北陸地方が一躍脚光を集めている。そうした中で、株式市場でも関連銘柄に注目が集まりそうだ。日本インタビュ新聞社代表で経済評論家の犬丸正寛氏は、「大和(だいわ)」(東証2部・8247)に注目しているという。犬丸氏が解説する。

* * *
3月14日開業の北陸新幹線。東京~金沢間を最速2時間28分で結び、在来線との比較で所要時間は最大1時間20分短縮される。そのため、北陸は首都圏から完全な日帰り圏内となり、ビジネス客はもとより、観光客の増加も見込まれている。こうした、北陸新幹線開業によるメリットを最大限享受しそうなのが大和だ。

もともと、石川県を中心として7店舗の百貨店を構えていたが、デフレを主因とする百貨店不況の影響をモロにうけ、次々と閉鎖に追い込まれた。業績も赤字が続いていたが、店舗閉鎖のリストラが一巡した12年2月期からは黒字に転換している。

現在、展開中の3店舗の内、本店の香林坊店と富山店で、北陸新幹線開業に備えた売り場改装を実施中。“攻め”の経営に転じた格好だ。金沢唯一の「日本ホテル協会会員ホテル」である大型の金沢ニューグランドホテルや、多店舗展開しているレストランダイワなどのグループ企業にも開業メリットは大きい。来期は業績が様変わりする可能性がある。

※マネーポスト2015年春号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。