投資

インヴァスト証券 元手資金ゼロ円から始める資産運用「マネーハッチ」の説明会を開催

 ETF(上場投資信託)やFX(外国為替証拠金取引)を扱うインヴァスト証券は8月9日に新サービス「マネーハッチ」の説明会を開催した。

インヴァスト証券 代表取締役の川路猛氏

「不透明な時代でも無理のない資産運用の金融ソリューションとして『マネーハッチ』を昇華させていきたい」
と語るインヴァスト証券・代表取締役の川路猛氏

世界初となる「元手資金ゼロ円」からの資産運用

「マネーハッチ」は元手資金ゼロ円からでも始められる資産運用サービス。インヴァスト証券発行のクレジットカード「インヴァストカード」(JACCS)の利用額1%が投資原資にまわせるため、「元手資金ゼロ円」から始められるのだ。

「マネーハッチ」の投資対象は国内外のETF。2016年以降、関心が高まりつつあるロボアドバイザーの投資対象でもあり、ETFは長期投資の有力候補として、現金融庁長官の森信親氏も注目している。

invast-moneyhatch20170822-2

「投資に一歩踏み出せなかった方でもマネーハッチにより、“無理なく体感”いただきながら資産運用を始められることが大きなメリットです」(インヴァスト証券 マーケティング部河田氏)

 投資未経験者にとって、「元手資金」や「商品のリスク」は大きな心配どころ。マネーハッチではその懸念点をうまくカバーした上で、資産運用の歩みをゆっくりスタートできるのだ。

何気なく貯まるクレカのポイントが自動で資産運用にまで昇華

 クレジットカードのポイントを利用した資産運用サービスは他社でもすでに行われているが、ポイントが自動で現金にキャッシュバックされ、資産運用にまわる仕組みは珍しい。「インヴァストカード」の発行会社となるJACCSの営業戦略本部・渡邊氏も「当初想像していた以上に素晴らしいサービスを実現できた」と語る。

 クレジットカードのポイント制度は「貯めたポイントを活用して新たな商品を購入する」といった消費サイクルが一般的だろう。なかには「節約」「倹約」のために活用しようとする人も多いようだが、なかなか有効的にポイントを使いきれていない現状もあるようだ。

「貯めたポイントの有効期限が過ぎてしまい、ポイント失効。もしくは貯めたポイント以上の買物をしてしまい、当初考えていた節約などの目的を達成できないことの方が多く見受けられます」(JACCS 営業戦略本部渡邊氏)

 ポイントをうまく活用するのは想像以上に難しいということ。インヴァスト証券のマネーハッチでは「インヴァストカードの利用⇒自動で口座に現金キャッシュバック⇒自動でETFに投資」というサイクルになるため、ポイントを無駄なく活用できる。

 何気なく貯まるポイントが、ハードルを高く感じがちな資産運用にまで昇華できるのは画期的といえる。

ETFに「積立+自動売買」という新しい運用方法

ETFに自動売買で取り組む

ETFに自動売買で取り組む

 マネーハッチの特徴は「資産運用を始めやすい」という点に加え、「パフォーマンス」にも期待できること。

 ETFで積立投資、というサービスは他にもあるが、インヴァスト証券では自動売買を取り入れている。自動売買とは「新規の買い」「決済の売り」を自動でシステムが担当してくれること。

 少しずつ買い増ししながら長期保有するのではなく、自動売買で細かく決済するメリットとは何だろうか。

「決済した利益を再投資することで、よりよいパフォーマンスを目指せます。積立投資と自動売買を組み合わせた運用方法はインヴァスト証券の大きな特徴です」(インヴァスト証券 マーケティング部河田氏)

 下記グラフが通常の積立投資をした場合と自動売買を活用した場合の比較グラフ(※)。自動売買なので、自分で何か特別な取引をする、という必要もない。

(画像はクリックすると拡大)

(画像はクリックすると拡大)

【※シミュレーションは2008年4月から毎月1万円を積み立て投資した場合のデータ。iShares MSCI ACWIのETFを購入した場合で比較。●マネーハッチのシミュレーション条件:マネーハッチで使用している投資スタイルは「世界株ETF自動売買1.5倍」。ETF価格は、日足の終値を採用し、スプレッドを加味(銘柄によって異なるが0.1%~0.3%)した価格。金利コストは、1.25%+Liborを毎営業日に円転して算出(Liborは過去の実績を反映)。分配金は、米国の課税分30%を除いたものを発生日のドル円レートで円転。実現損益、評価損益、分配金および金利コストの円転レートは、米ドル/円の日足終値にスプレッド1銭を加味した値。●比較対象とした「現物積立」のシミュレーション条件:0.1口からの買い付けを可能とする。買い付け手数料なし、両替手数料なし、資産に対して年間報酬1%を日割りで計算。分配金は、米国の課税分30%を除いたものを発生日のドル円レートで円転し再投資。円転レートは米ドル/円の日足終値にスプレッド1銭を加味した値】

長期投資の手助けとして

 2016年にロボアドバイザーが続々と各証券会社からリリースされ、中長期投資のサービスが拡充しつつある。マネーハッチは「クレカ+資産運用」という珍しいジャンルのサービスだ。

「生活費を削って原資を貯める」わけではなく、「今までどおりの生活から自動で投資原資が“貯まる”」というマネーハッチは、長期投資の一助として、今後も大きな期待が集まるだろう。

 マネーハッチ公式ガイド:https://www.invast.jp/blogs/moneyhatch-start-guide/

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。