閉じる ×
マネー

保険は人生で2番目に高い買い物、40年で1528万円払う価値はあるか

生命保険の新規契約数の推移

「人生100年時代」になり、日本人の保険に対する意識が変わり始めている。保険に詳しい、ファイナンシャルプランナーの長尾義弘さんが話す。

「以前は、死亡するとお金が出る『死亡保障』が重視されていましたが、最近は、生きるための保障『生存保障』が注目されています。これは、長生きのリスクに備える必要が出てきたためで、特に医療保険を選ぶ人が多くなっています。その医療保険の内容も、何泊入院しても定額の入院一時金型など、どんどん新しい商品が出てきています」

 かつての主力商品「死亡保険」は、子供のいない世帯や単身者が増えたので、契約者が激減した。困った生保業界は近年、「生きている間のリスク」を強調して「医療・がん保険」の宣伝キャンペーンを繰り広げ、特に女性相手に新規契約者を増やしてきた。

生命保険のタイプ別新規契約の割合

 しかし、それはあくまで保険会社の都合だ。本当に必要な保険なのか、今一度、見直す必要がある。

「人生でいちばん高い買い物は『マイホーム』だとよくいわれますが、2番目に高い買い物は実は『保険』であるケースも多い。保険料を毎月、銀行引き落としにしていると気づきにくいですが、人生トータルで考えると保険は何千万円もする超高額な買い物といえます」(長尾さん)

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。