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都市鉱山から東京五輪メダル製造計画、銅はすでに100%達成

2017年4月にスタート。同年6月に行われた回収イベントでは柔道・羽賀龍之介選手が携帯電話を回収ボックスに投入(C)Tokyo2020

2017年4月にスタート。同年6月に行われた回収イベントでは柔道・羽賀龍之介選手が携帯電話を回収ボックスに投入(C)Tokyo2020

 12月も半ばとなり、年末に向けて大掃除に励んでいる人も多い時期。たまった汚れとともに、不用品の整理&処分も必要になってくる。ただ捨ててしまうのはもったいない。その再利用法として注目されているのが、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」(以下、プロジェクト)だ。

 このプロジェクトは、「小型家電リサイクル法」に基づき、廃棄される小型家電に含まれる有用金属を利用して『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会』のメダルを作るというもの。

 小型家電リサイクル法とは、2013年4月1日に施行された「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」のこと。使用済みの小型家電に含まれるアルミ、貴金属、レアメタルなどの再資源化を進めるために作られた。パソコン、携帯電話、ラジオ、デジタルカメラ、電子レンジ、炊飯器などのキッチン家電、ドライヤーなどの美容家電といった28品目が対象。

 プロジェクトへの参加方法は簡単だ。使用済みの携帯電話やデジタルカメラなどの小型家電を、プロジェクトのマークのついたボックスに入れるだけ。そのボックスは、現在、北海道から沖縄まで、全国の自治体や郵便局など、約1万3000か所に設置されている。

 また、電子レンジや炊飯器などのキッチン家電、ドライヤーや扇風機などのやや大きなものは、直接ボックスには入れず、クリーンセンターなどのゴミ回収場所や、認定業者が指定する場所で受け付けてくれる。

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