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【最新金融用語解説】ETF(上場投資信託):そのメリットとコスト

東京証券取引所

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 多くの人から集めた資金を運用のプロがまとめて投資をしてくれる「投資信託」の中には、株式市場に上場しているものがある。それがETF(上場投資信託)だ。「Exchange Traded Funds」の頭文字をとってこのように呼ばれる。

 ETFは、TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価などの指数に連動する投資信託で、証券取引所に上場しているものを指す。銀行でも購入できる投資信託と異なり、投資するには証券会社で株取引の口座を開く必要がある。また、株式と同様に、信用取引(元手の3倍までの投資ができる取引)も可能だ。

 通常の投資信託は、毎日の売買注文の締め切り後に決まる「基準価額」で取引されるため、投資家は自分の注文がいくらで成立するかがわからない。これに対し、株式市場で売買され刻々と価格が変動するETFは、時価を確認しながらリアルタイムで取引することが可能だ。指定した価格になったときに売買を成立させる成行注文もできる。

 通常の投資信託と同様、保有中には「信託報酬」がかかるが、同じ指数に連動する投資信託よりも低く設定されるケースが多い。また、売買手数料も必要で、こちらは現物株と同様の料金体系になっており、証券会社が独自に設定している。証券会社によっては、特定のETFの売買手数料を無料にしているところもある。一般的には、投資信託と比べるとETFは長く保有するほどコスト面で有利となるが、毎月一定額を自動で買い付ける積立投資は投資信託で行なう必要がある。

 東京証券取引所には、外国籍のものも含めると200本近いETFが上場している。連動する指数はTOPIXや日経平均株価のように株式市場全体を表す指数のほか、食品や医薬品など業種別のETFもある。またアメリカや中国、ロシア、ブラジルなど各国の株式市場や、先進国全体、新興国全体といったものも。国内外の債券やREIT(不動産投資信託)や金、白金、原油先物といった商品まであり、ETFだけでも十分な世界分散投資が可能になっている。

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