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ジャパンマテリアル(6055):ストックビジネス拡大を評価

ジャパンマテリアル(6055)市場平均予想

tomatsu20160627

企業概要

 特殊ガス関連中心に半導体製造に欠かせないインフラ事業をワンストップ展開している企業です。主力のエレクトロニクス関連事業では、半導体・液晶・2次電池製造に欠かせないインフラ事業を展開しています。近年では特殊ガス関連を中心に、超純水、薬品、動力、空調など運転管理を「一括して」請け負う「TFM(トータルファシリティマネジメント)」をスタートし、ワンストップを追求した事業展開を進めています。

 例えば特殊ガス関連においては特殊ガスの販売に留まらず、供給装置の設計・製造、配管工事、運転管理、製造装置メンテナンスまで一貫して手掛けていることで、工場の新設・増設時の製品販売以降も売上を確保しており、同社の安定収益基盤となっています。

【売上構成比(2016年3月期)】
エレクトロニクス関連事業:94%
グラフィックスソリューション事業:5%
太陽光発電:0%

注目ポイント

 まず、ビジネスモデルの改革が進んでいる事を評価したいと思います。工場の新設・増設時の製品販売以降も安定的な売上を得られるオペレーション部門の拡大が進んでおり、ストック収益モデルとして強化されてきています。半導体市場は市況による影響を受けやすい体質ではありますが、オペレーション部門の拡大で事業基盤を固めることで事業の安定化が図られることとなります。

 現代の生活は炊飯器を使うにも、スマホを使うにも全て半導体がなければ何もできません。半導体市場は浮き沈みの激しい業界ではありますが、例えば第4次産業革命がひと段落つくとしても、生産活動がなくなるということはあり得ないので保守・メンテナンス事業による事業基盤強化は理に適っているともいえるのです。

 17/3期にはメンテナンス事業の本格化、デジタルサイネージの普及拡大を追い風とした事業拡大が見込まれます。

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