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30代で資産100億円超、新世代億万長者の素顔 コロナ禍やDXを追い風に事業拡大

資産100億円超の30代ビジネスマンの長者番付【その1】

資産100億円超の30代ビジネスマンの長者番付【その1】

 若き大金持ちが仕事に邁進してきた人ばかりなのは当然だが、なかにはやはり“モテ男“もいる。創業社長の瀧口浩平氏(38)とともにランクインしたメドレー取締役・豊田剛一郎氏(38)の名前は聞き覚えのある人も多いだろう。名門・開成中学で同級生だった2人が経営する同社は、コロナ禍で特に業績を伸ばした。経済ジャーナリストの森岡英樹氏が言う。

「医療分野のDXを手掛けるメドレーは、コロナ禍により規制緩和されたオンライン診療の先駆け的存在」(森岡氏)

 瀧口氏のビジネスパートナーである豊田氏は2021年に不倫が発覚して元テレビ朝日の小川彩佳アナ(37)と離婚、同社共同代表を辞任した。その後もグラドルとの合コンが報じられている。有名ユーチューバーの所属事務所として名を上げたUUUM会長・鎌田和樹氏(39)も、銀座のクラブの元ママとの不倫が週刊誌にスクープされた過去がある。

 早々に会社を譲り渡して新たなキャリアに進む人も少なくない。15位のマネックスグループ取締役・山田尚史氏(33)もそんな一人だ。アルゴリズムライセンス事業を手掛ける会社「PKSHA Technology」を立ち上げ、わずか5年で上場を果たすが、2020年に取締役を退任。2021年からマネックスの社外取締役、2022年に同取締役となった。

 不動産業界のDXを手掛けるSpeeeを創業した久田哲史氏(38)は、2011年に創業メンバーの大塚英樹氏(37)に代表の座を譲り、ブロックチェーン技術を開発する企業を新たに創業した。こうした新世代の億万長者の共通点について、森岡氏はこう語る。

「コロナ禍や政府が進めるIT化・DXを追い風に事業を拡大する企業が多い。かつては東大から官僚になるのがエリートコースでしたが、エフ・コード社長・工藤勉氏(39)やプロジェクトカンパニー社長・土井悠之介氏(33)のように、東大からコンサルティング会社勤務を経て、起業するケースも少なくない。

 工藤氏は外務官僚志望でしたが、先輩の話を聞いて志望を変えて起業を考えるようになったそうです。山田氏や久田氏のように会社を人に任せて自分は次に行くスタイルは、世界水準の感覚です」

 羨ましいばかりだが、日本を明るくしてくれることを期待してやまない。

※週刊ポスト2023年1月1・6日号

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