*09:14JST 日経平均は44円高、寄り後はもみ合い
日経平均は44円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、下げの要因はユナイテッドヘルスの下落によるところが大きく、東京市場への影響は限定的だった。むしろ、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.61%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.15%上昇と、それぞれ大幅に上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、国内3月決算企業の決算発表がピークを迎えており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価下支え要因となった。一方、日経平均は昨日までの4日続伸で1400円を超す上げとなっていることから、短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。また、5月中旬以降に行われるとされる関税を巡る3回目の日米交渉を見極めたいとして、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階ではやや買いが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
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