*15:16JST Lib Work---3Qは2ケタ増収・大幅増益、建売事業の販売が堅調に進む
Lib Work<1431>は13日、2025年6月期第3四半期(24年7月-25年3月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比12.4%増の113.90億円、営業利益は同514.5%増の4.30億円、経常利益は同359.8%増の4.46億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同626.8%増の2.78億円となった。
同社は今後ゆるやかに進む戸建て縮小市場への対策や顧客価値観の変化を見据え、戸建プラットフォーマーとしての差別化戦略を進めている。帝人との共同商品である「LIVELY VILLA Noki(ライブリーヴィラ ノキ)」のモデルハウス設計および施工に着工した。帝人の高い技術力を活用し、RC造並みの大開口・大空間を実現する今までにない豊かな暮らしの提案に取り組んでいる。また3Dプリンターハウス事業では、国内初となる土を主原料とした約100平米の本格的なモデルハウス「Lib Earth House modelB」の施工を進めており、2025年6月の一般公開を目指している。加えて、カナダのMaket Technologiesと提携し、国内初となる「生成AI住宅」設計・建設を目指す共同プロジェクトを開始した。これらは全て顧客体験価値を向上させるものであり、顧客に選ばれる重要な戦略と考えている。さらにプラットフォーム事業である「マイホームロボ」と「IPライセンス」についても、ライセンス数及び加盟企業数の獲得も堅調に推移した。原価上昇は継続しているものの、幸の国木材工業との垂直統合型SPAモデルのシナジー効果が出始めていること、建売事業の販売が堅調に進んだこと、加えてプラットフォーム事業におけるサブスク型の安定した売上増加から、利益の拡大に繋がっている。
2025年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比16.6%増の180.00億円、営業利益が同61.4%増の8.00億円、経常利益が同35.4%増の8.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.5%増の4.40億円とする期初計画を据え置いている。
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