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FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】前場に注目すべき3つのポイント~米国からの資金シフトが意識されやすい~

*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~米国からの資金シフトが意識されやすい~
22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■米国からの資金シフトが意識されやすい
■京成、26/3業績予想 営業利益 311億円、コンセンサス下回る
■前場の注目材料:トヨタ自、「RAV4」にソフト基盤初採用、事故ゼロに一歩

■米国からの資金シフトが意識されやすい

22日の日本株市場は、売り先行で始まった後は押し目を探る動きになりそうだ。21日の米国市場は、NYダウが816ドル安、ナスダックは270ポイント安だった。米長期金利の上昇が嫌気された。欧州中央銀行(ECB)が21日発表した金融安定報告で、米トランプ大統領の関税政策で米国資産のリスクに対する投資家の懸念が強まり、世界の金融システムにさらなる衝撃を与える可能性があると指摘。シカゴ日経225先物は大阪比340円安の36920円。円相場は1ドル=144円00銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。ただし、日経平均株価は足もとで200日線に上値を抑えられる動きが続いていたこともあり、過熱感を警戒する向きもあって、目先的な調整は意識されていただろう。75日線が位置する36926円で下げ止まるかが注目されそうだ。同線での底堅さがみられるようだと、押し目待ち狙いの買いを誘う可能性はあるだろう。

米国市場では主要な株価指数は大幅に下落し、NYダウの下落率は1.9%だった。一方で、ドイツや英国市場はプラスで終えており、相対的に出遅れている日本株においても米国からの資金シフトが意識されやすいと考えられる。G7財務相・中央銀行総裁会議の際に日米財務相会談が開かれるほか、週末には米関税措置を巡りワシントンで3回目の閣僚協議を控えているなか、リバランスの動きから為替相場が落ち着きをみせてくるようだと、押し目買い意欲も強まりそうである。

物色の流れとしてはインデックスに絡んだ商いが中心になるため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などは手掛けづらくさせよう。長期金利の上昇を受けて、メガバンクなどの動向が注目されそうだ。また、AI関連など外部要因の影響を受けにくい銘柄へは、物色意欲は強そうである。そのほか、グロース250指数は強い基調が継続しており、中小型株に対する押し目買い意欲も強い。

■京成、26/3業績予想 営業利益 311億円、コンセンサス下回る

京成<9009>は未定としていた2026年3月期の業績予想を発表。営業収益は前期比3.8%増の3316億円、営業利益を同13.6%減の311億円とした。コンセンサス(400億円程度)を下回る。あわせて中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる2028年3月期の数値目標は営業収益3750億円(25年3月期は3193億円)、営業利益380億円(同360億円)。株主還元は連結配当性向で30%以上(同14.6%)とした。

■前場の注目材料

・為替相場は円安・ドル高(144.20-30)
・4月の訪日客、単月で過去最高に
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請

・トヨタ自<7203>「RAV4」にソフト基盤初採用、事故ゼロに一歩
・ルネサス<6723>米SiCパワー半導体大手破産へ、戦略再考
・大和証券グループ本社<8601>残高ベース収益1700億円超、資産管理への転換強調
・NTN<6472>チュニジア緩衝器に出資、車向け拡充・販売攻勢
・双日<2768>シンガポールの医療事業者を子会社化
・トヨタ自<7203>「RAV4」6年ぶり刷新、車の知能化実現
・タチエス<7239>五感を刺激する没入シート、試作品公開
・スズキ<7269>インド2輪新工場定礎式、27年稼働、年産75万台
・トーカロ<3433>千葉・船橋に新工場、半導体装置部品を生産
・日揮HD<1963>インドネシアで廃プラ油化、丸紅と事業化検討
・北川鉄工所<6317>旋盤用パワーチャック、インドで生産
・ローム<6963>AIサーバー向けSiMOSFET量産、GPU保護
・メルカリ<4385>AIで不正監視強化、全額補償を新設
・日本ケミコン<6997>コイルの透磁率向上、車載向け開発
・キオクシアHD<285A>ライナスメディアグループと、円周率の値でギネス記録
・九州電力<9508>35年度目標、経常益2000億円、原子力・再エネに重点
・三井化学<4183>ソフトバンクロボティクスと提携、ロボ量産を支援
・ハイレックスコーポレーション<7279>三井金属が車ドア部品売却、113億円で

☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 3月コア機械受注(予想:前月比-1.7%、2月:+4.3%)

<海外>
・特になし

<ST>

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