*08:26JST Solvvy---「公共水道インフラのAI老朽化診断」の実証実験を開始
Solvvy<7320>は23日、同社の最先端技術研究機関「Solvvy LAB.」および株式会社ハイクリと共同で、公共水道インフラに対するAI老朽化診断の社会実装に向けた実証実験を開始したと発表した。
同実証実験は、老朽化が深刻化する日本の水道インフラに対し、AI技術を活用することで、メンテナンス業務の高度化と効率化を図るものである。
ハイクリが開発した水道管網専用の高度な深層学習モデルを活用したAIを用いており、過去の故障データや管路の接続関係、環境要因を考慮しながら、限られたデータ量でも高精度な予測が可能となっている。さらに、ビッグデータ解析により予測精度の継続的な向上が図られており、データの整理から故障予測までの全工程をハイクリが担うことで、低コストかつ高性能な分析を実現している。加えて、同社や地方自治体が保有するデータを連携・活用することで、自治体が直面する人手不足の課題を解消し得る革新的なメンテナンス手法の提供を目指している。
同社は今回の実証実験を通じて、将来的に戸建てやマンションなど住宅の水道設備における故障予知モデルへの応用を視野に入れており、自社の強みである保証やメンテナンスと組み合わせることで、設備の長寿命化や新たなメンテナンスモデルの確立を目指している。また、AIやDeepTechの可能性を最大限に活用し、ストックビジネスコンサルティングの高度化を進めるとともに、同技術を用いたサービス展開を起点に、クライアント企業の課題解決に貢献する先進的な技術開発を推進していく。
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