*11:23JST ニッポンインシュア株式会社:2025年9月期第2四半期決算説明会文字起こし(3)
ニッポンインシュア<5843>
家賃債務保証サービスには大きく「一般保証型」と「支払委託型」2種類があります。
【2種類の支払い方法】
・ 一般保証型は、借主が不動産管理会社に毎月家賃を支払い、滞納が発生した場合には、不動産管理会社から当社に報告があり、当社が立て替えて送金し、その後に借主へ請求する流れです。
・ 支払委託型は、当社が借主から家賃の引き落としを行い、引き落としの有無にかかわらず貸主へ送金します。そして、引き落としがなされなかった場合には、後日請求するという流れになります。
また、この家賃債務保証サービスを借主へ提供するのは不動産管理会社ですので、当社の営業先は不動産管理会社ということになります。
こちらが主力事業である家賃債務保証に関する当社の取り組みです。
【与信審査】
与信審査では、複数の外部機関のデータベースを活用し、独自の審査基準を的確に運用しています。
【データ連携とシステム活用】
入居申込システムとのデータ連携やシステム活用を積極的に行い、業務効率化、利便性の向上、コスト削減を実現しています。不動産DXの流れに沿ったデータ連携はもちろん、当社オリジナルの顧客管理システム「クラウドインシュア」をご利用いただくことで、「顧客・契約情報の管理による業務効率の向上」や「ペーパーレス化によるコスト削減」といった効果の期待ができます。
【他企業とのタイアップ、付帯サービス】
様々な企業様とタイアップし、単なる家賃債務保証だけでなく、付加価値を付けた多様なプランを提供しています。保証範囲や保証料の変更だけでなく、「24時間の緊急駆け付け」や「近隣トラブル対応」、さらに今後の高齢化を見据えた高齢者向けの「見守りサービス」などを付帯することで、借主にもメリットがあり、管理会社の業務負担軽減にもつながる商品を先駆けて設計していますので、ニーズに合わせた提案が可能です。また、当社の営業スタッフが管理会社にヒアリングを行い、会社ごとにカスタマイズした商品の提供も行っております。
今後も、これらのカテゴリをさらにブラッシュアップし、事業展開を強化してまいります。
さらに、家賃債務保証の経験を活かし、「高齢者施設に入所される方を対象とした介護費債務保証サービス」や「入院患者様の債務を保証する入院費債務保証サービス」を新たに展開しています。これら二つのサービスは、まだ小規模な割合ではありますが、今後の新たな収益源に育てていきたいと考えております。
それでは、2025年9月期 第2四半期の実績になります。
こちらは、業績と前年同期比になります。
売上高 :前期比114.6%の1,785百万円
営業利益 :前期比145.1%の387百万円
中間純利益 :前期比157.8%の272百万円
の、業績になりました。
詳しくは次のページで説明いたします。
こちらが、2025年9月期第2四半期の売上高、営業利益、当期純利益の過去2期分と比較、推移になります。
【売上高】
まず、売上高についてですが、引き続き新規取引先の開拓に注力し、営業エリアの拡充にも取り組んでまいりました。 既存の取引先に対しては、新しい商品設計の提案や対応を強化することで、シェアの拡大を目指してまいりました。その結果、契約件数が増加し、売上も増加しております。
【営業利益・純利益】
また、当社はデジタル化やオートメーション化を推進し、SMSを活用したWEB請求やオートコール、AIオペレータによる自動化システムを積極的に導入しております。これにより、業務の効率化と回収率の向上を実現し、営業利益および中間純利益の増加に繋がりました。
以上の結果、当社は新規取引先の開拓と既存取引先への対応強化により、売上高の増加を達成しました。また、デジタル化とオートメーション化の推進により、業務効率の向上と回収率の改善を実現し、営業利益および中間純利益の増加に繋がりました。
今後もこれらの取り組みを継続し、さらなる成長を目指してまいります。
ニッポンインシュア株式会社:2025年9月期第2四半期決算説明会文字起こし(4)に続く
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