*06:58JST NY為替:ドル・円は144円88銭まで強含み、中東脅威を受けたリスク回避が後退
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円65銭まで下落後、144円88銭まで上昇し、144円77銭で引けた。中東情勢への懸念緩和、米6月NY連銀製造業景気指数が5月から予想外に悪化したためドル売りが優勢となったのち、イランが核兵器開発をめぐり米国との協議再開を望んでいるとの報道を受け、中東情勢の悪化懸念に連れたリスク回避の円買いが後退。長期金利上昇に伴うドル買いが再開した。
ユーロ・ドルは1.1615ドルまで上昇後、1.1554ドルまで反落し、1.1560ドルで引けた。ユーロ・円は166円80銭から167円46銭まで上昇。中東情勢悪化の懸念後退で、リスク回避の円買いが後退した。ポンド・ドル1.3622ドルまで上昇後、1.3572ドルまで反落。英国首相が対米通商協議完了に向け、最終段階と発言し、期待感にポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.8089フランまで下落後、0.8147フランまで上昇した。安全通貨としてのフラン買いが後退した。
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