*14:29JST 豪ドル週間見通し:もみ合いか、日豪金利差の早期縮小の可能性低い
■反落、米雇用統計悪化で円売り縮小
今週の豪ドル・円は反落。週初に97円台前半まで豪ドル高円安に振れる場面があったが、米国の早期利下げ観測は後退し、豪ドル売り・米ドル買いが活発となった。さらに、米雇用統計の悪化を受けてリスク回避の米ドル売り・円買いが急拡大し、この影響で豪ドル・円の取引でも円買いが優勢となった。取引レンジ:95円11銭-97円29銭。
■もみ合いか、日豪金利差の早期縮小の可能性低い
来週の豪ドル・円はもみ合いか。世界経済の不確実性は低下しつつあるが、豪準備銀行(中央銀行)による年内追加利下げの可能性は残されている。一方、日本銀行は早期利上げに慎重な姿勢を維持しており、リスク回避的な豪ドル売り・円買いが一段と強まる可能性は低いとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・7日:6月貿易収支(5月:+22.38億豪ドル)
予想レンジ:95円50銭-98円50銭
<FA>