*14:26JST イノベーションHD---1Q決算は売上高27%増、経常利益110%増の大幅増収増益
イノベーションHD<3484>は8日、2026年3月期第1四半期(25年4月-6月)の決算を発表した。売上高が前年同期比27.1%増の48.16億円、営業利益が同105.4%増の5.54億円、経常利益が同110.7%増の5.78億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同110.2%増の3.86億円と大幅な増収増益となった。
店舗転貸借事業は、転貸借物件数が前事業年度末比77件増の2,783件となり、売上高42.29億円(前年同期比17.6%増)、営業利益は3.51億円(同26.2%増)となった。
不動産売買事業は、都心の事業用不動産においては値上がり傾向も見られるなかで、2物件を売却、2物件を取得している。大型かつ高収益な物件売却があったことにより、売上高5.87億円(前年同期比205.1%増)、営業利益は2.03億円(前年同期は△0.08億円)となった。
26年3月期の連結業績予想については、5月公表のものから変更なく、売上高188.72億円(前年同期比13.3%増)、営業利益16.04億円(同16.1%増)、経常利益15.78億円(同10.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10.30億円(同0.1%増)。外食業界においてインバウンドを含む人流の増加や価格改定(値上げ)が進み都市部や観光地を中心に活況が見込まれるなかで、引き続き営業人員を拡充しつつ、市場性の高い店舗物件の仕入に注力する方針という。
その他、家賃保証事業においては、日本の主要地域で支店展開を行い、グループ外の事業用不動産専門の家賃保証を積極的に獲得し、不動産売買事業においては、営業増員、DX化と営業体制の整備によって営業力を強化することで、より積極的な情報収集と顧客開拓を行う。
2026年3月期の期末配当予想を1株当たり30円(前期配当1株当たり28円から2円の増配、連結配当性向48.8%)としており、5期連続の増配を見込む。
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