*07:39JST NYの視点:米住宅市場は依然冴えず、高金利が響く
全米住宅建設業者協会(NAHB)が発表した8月NAHB住宅市場指数は32と、7月33から上昇予想に反し低下し6月と同様、22年12月来で最低に落ち込んだ。高金利や価格の上昇で、購買意欲が弱く、企業はインセンティブを一段と強化。また、値下げなども見られる。NAHBのチーフエコノミストは連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げし、住宅建設のファイナンスコストを引下げ、住宅ローン金利の引き下げを間接的に支援すべきと主張。
建設企業は、もし、住宅ローン金利が下がらなければ、売り上げの回復は困難となる可能性を指摘。また、在庫が増え、競争も激化しつつある。
■8月NAHB住宅市場指数:32(33)
一戸建て販売:現況:35(7月36)、見通し:43(43)、購買見込み客足指数:22(20)
米国経済の中でも、住宅市場の低迷が目立ち、トランプ大統領が大幅利下げを主張する一因ともなっている。
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