*09:11JST 日経平均は100円高、寄り後はもみ合い
日経平均は100円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら3日ぶりに反発したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株などの株価を支えた。また、外為市場で1ドル=147円90銭台と、昨日15時30分頃と比べ50銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価下支え要因となった。さらに、ウクライナ和平への期待感も投資家心理を上向かせた。一方、昨日の米株式市場で、ダウ平均やS&P500が小幅だが下落したことや、海外市場で米長期金利が強含みで推移したことが東京市場で株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの続伸で1000円を超す上げとなり、25日移動平均線との乖離率が買われ過ぎとされる5%を超えて6.4%に拡大するなど、短期的な過熱感が強まっており、利益確定売りが出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
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