*17:26JST 日経平均は反落、米株反落とFRB人事受け軟調推移
25日の米国株式市場は反落となった。長期金利上昇への警戒感や地政学的リスクの高まりが売りを誘い、終盤にかけて下げ幅を拡大した。なお、エヌビディアへの期待から、ナスダックが一時プラス圏に浮上したが、その後再び軟化して引けた形となっている。米株式市場の動向を横目に、26日の日経平均は反落して取引を開始した。その後、トランプ米大統領によるFRB理事解任のX投稿が伝わると、円高・ドル売り圧力が強まり、株価は急落し下げ幅は一時600円超にまで拡大した。この流れを受けて売りが主導する形となり、後場にかけてもこう着的な展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比413.42円安の42394.40円となった。東証プライム市場の売買高は24億8155万株、売買代金は5兆6237億円、業種別では医薬品、電気・ガス業、サービス業が値下がり率上位となっており、倉庫・運輸関連業のみ値上がりした。東証プライム市場の値上がり銘柄は23.8%、対して値下がり銘柄は72.8%となっている。
個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>、中外薬<4519>、ソニーG<6758>、第一三共<4568>、KDDI<9433>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、大塚HD<4578>、ニトリHD<9843>、電通グループ<4324>、オムロン<6645>などの銘柄が下落。
一方、エムスリー<2413>、テルモ<4543>、TDK<6762>、ソシオネクスト<6526>、スクリン<7735>、良品計画<7453>、楽天グループ<4755>、アマダ<6113>、ローム<6963>、アルプスアル<6770>、ふくおかFG<8354>、東レ<3402>、シャープ<6753>、T&DHD
<8795>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>などの銘柄が上昇。
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