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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】グッドパッチ Research Memo(1):DXをデザインの側面から支援

*11:31JST グッドパッチ Research Memo(1):DXをデザインの側面から支援
■要約

1. 事業内容
グッドパッチ<7351>は、「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」というビジョンと「デザインの力を証明する」ミッションのもと、問題の本質を深く掘り下げ、ユーザー中心の体験を創造する「デザイン」の事業を展開している。スマートフォンの普及や経済産業省が提唱する「デザイン経営」によりUI/UXデザインの重要性が高まるなか、同社は顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)をデザインの側面から支援するデザインパートナー事業を展開している。戦略立案から企画・設計・開発に至るまで一貫した支援を行い、顧客企業のビジネスフェーズに応じた最適なソリューションを提案・実行している。また、デザイナー人材紹介サービスの「ReDesigner」やオンラインホワイトボードツール「Strap」を提供するデザインプラットフォーム事業も手掛けている。体系化されたデザインノウハウとデザイン人材の集結を強みとし、変化する市場ニーズに応えている。

2. 2025年8月期第3四半期累計の業績概要
2025年8月期第3四半期累計業績は、売上高が前年同期比27.8%増の3,835百万円、営業利益は同1,339.7%増の509百万円と、大幅な増収増益となった。例年、第3四半期は季節要因により売上が落ち込む傾向にあるが、特に3月は単月で5億円を超え、着実に売上を積み上げることができた。主な要因は、デザインパートナー事業において大型プロジェクトが継続し、開発パートナーの活用による顧客単価の上昇が売上を大きくけん引したことにある。パートナー企業のニーズに寄り添いながら伴走することで、高付加価値な提案・サービスの提供を実現。また、カンファレンスやイベントへの出展や登壇等の情報発信にも注力し、商談獲得活動を強化している。さらに、デザインプラットフォーム事業も「ReDesigner」の成長などが寄与し、営業損失を大幅に縮小した。これにより、稼働低下が抑制され、費用増加を上回る売上拡大が利益創出につながった。

3. 株主還元
2025年8月期より、初配として1株当たり10.0円の配当を実施する方針である。配当性向の目安は20〜30%程度を想定している。同社は創業以来配当を実施してこなかったが、株主への利益還元を経営の重要な課題と認識しており、今後も安定的かつ継続的な利益還元を実施する方針である。株主還元については、配当に加えて自己株式取得なども含め、機動的かつ適切に判断するとしている。

■Key Points
・問題の本質を深く掘り下げ、ユーザー中心の体験を創造する「デザイン」の事業を展開
・2025年8月期第3四半期累計業績は大型プロジェクト継続で大幅増収増益
・2025年8月期より、初配として1株当たり10.0円の配当を実施する方針

(執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠)

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