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FiscoNews

【注目トピックス 外国株】18日の香港市場概況:ハンセン指数は反落、ハイテク関連の下落が重し

*18:19JST 18日の香港市場概況:ハンセン指数は反落、ハイテク関連の下落が重し
18日の香港市場は反落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比363.54ポイント(1.35%)安の26544.85ポイントで引けた。本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が140.25ポイント(1.46%)安の9456.52ポイントと5日ぶりに反落した。売買代金は4133億1400万香港ドル(約7兆8281億円)に拡大し、今年3番目の規模となった。

香港株式市場は朝方、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ再開への期待が買い材料となり、心理的節目である2万7000ポイントを上抜ける場面もあったが、引けにかけて反落。ネガティブ材料としては、指数の寄与度が大きい中国ネット大手の一段安が重荷となり、午後には指数の下落率が一時2%を超える場面もあった。市場心理はリスク回避に傾き、特にハイテク株に売りが集中した。ポジティブ材料としては香港通貨制度の安定性や利下げ期待が根強く、基調として買い意欲を支える要素となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、情報技術業種の下げが顕著だった。テンセント(0700/HK)が2.95%安、アリババ(9988/HK)が1.98%安、シャオミ(1810/HK)が1.73%安と大手ネット・通信関連株が軒並み下落し、指数全体の重荷となった。米中首脳協議を控えた警戒感や、直近の上昇に対する利益確定売り圧力が強まった。

次いで下げが目立ったのは不動産関連業種。チャイナ・オーバーシーズ(0688/HK)が2.99%安、華潤置地(1109/HK)が2.30%安、ロングフォー・プロパティーズ(0960/HK)が2.31%安など、主要デベロッパーが軒並み軟調だった。金利動向への不安に加え、住宅販売の先行き不透明感が市場心理を圧迫した。その他、消費関連やエネルギー株も売られ、全体に幅広いセクターで調整色が強まった。

反面、医薬品・バイオ関連株には一部買いが入った。SMIC(0981/HK)が2.66%高、CSPCファーマ(1093/HK)が1.30%高、シノ・バイオファーマ(1177/HK)が1.45%高と、選別的に物色された。業界全体に明確な買い材料は見られなかったものの、前日までの調整を受けたリバウンド狙いの買いが下支えした。特にディフェンシブな医薬品関連が相対的に強含んだ。

中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は前日比1.15%安の3831.66ポイントで取引を終了した。金融・不動産が下げ主導。石油・石炭、消費関連、自動車なども安い。半面、ハイテクは急伸した。

<AK>

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