*07:50JST NYの視点:米週次保険申請件数は労働市場の底堅さを再表明、FRB7名は年内利下げ終了予想
米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(9/13)は前週比3.3万件減の23.1万件と、前回から予想以上に減少し8月22日週以来の低水準となった。前回はレーバーデーの休日を巡る変動に加えて、テキサス州発表の声明で、不正申請により件数が増加したことが明かになった。今回は正常化した。特にテキサス州の申請が5012件減少し、指数を押し下げた。4年ぶり最大の減少を記録。季節的修正などによる変動を回避するため注目される4週平均は24万件でほぼ変わらず。
失業保険継続受給者数(9/6)は、前回から7000件減192万人と予想を下回った。前回分も192.7万人と、193.9万人から下方修正され5月以降4カ月ぶり低水準。失業者が新たな職を見つけることも依然よりも容易になった可能性がある。
連邦準備制度理事会(FRB)は17日、18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.25%の利下げに踏み切った。労働市場の減速リスク上昇により、リスクバランスの変化が利下げの理由と指摘されたが、今後の利下げ動向を探るために注目されていた金融当局者の予測によると、中間平均であと2回の利下げ予想が示されたほか、1メンバーがあと125ベーシスポイントの利下げを予想している一方で、7メンバーは、年内の利下げ終了と見ている。
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