*11:08JST サイバーリン Research Memo(8):サステナビリティや資本効率改善にも積極的に取り組む
■サイバーリンクス<3683>の今後の見通し
3. サステナビリティへの取り組み
同社では、改訂コーポレートガバナンス・コードに対応したサステナビリティへの取り組みを推進している。
(1)環境(E)
・CO2排出量算定(Scope1~3)、削減目標設定(Scope1、2)開示
・オフィスの効率化(静岡オフィス、仙台オフィス、福岡営業所を閉鎖)
・マイナトラストで議事録署名、商業登記のオンライン申請を実施
・業務用車両をガソリン車からPHVへ順次切替
(2)社会(S)
・給与水準の引き上げ(2025年は最大9.0%、全社平均3.9%)
・企業型確定拠出年金(企業型DC)掛金の拠出率の引き上げ、選択制DC制度導入
・女性活躍推進への取り組み(管理職比率7.8%、主任職比率27.5%。2024年12月31日時点)
主任職における女性比率目標(2025年度末)25.0%は前倒しで達成
2030年度末の管理職における女性比率目標10.0%
・経営幹部候補者への教育(経営戦略塾、チームビルディング)
・働きやすいオフィス空間の整備(執務スペースのリニューアル)
(3)ガバナンス(G)
・英文開示資料・英文IRサイトの充実、YouTubeチャンネル
・個人投資家へのアプローチ強化(個人投資家向け説明会積極化、SNS活用)
・インターネットによる議決権行使の採用
・独立社外取締役1/3以上
4. 資本コストや株価を意識した経営
同社では、「資本コストや株価を意識した経営」の推進に向けて、「成長戦略」「財務戦略」「IR戦略」に取り組んでいる。体系的な取り組みについては、現在策定中の新中期経営計画にて公表予定(2026年2月)だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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