*07:50JST 今日の為替市場ポイント:日本株高を意識して米ドル買い・円売りは継続する可能性
6日のドル・円は、東京市場では149円05銭から150円44銭まで上昇。欧米市場では150円48銭まで買われた後、149円75銭まで下落したが、150円32銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に150円台で推移か。日本銀行による10月利上げ観測は後退しており、日本株の上昇を意識して米ドル買い・円売りは継続する可能性がある。
10月6日の国内市場では、高市氏の自民総裁就任を受けて日本銀行による10月利上げ観測は後退し、財政拡張的な経済政策への思惑に基づく「高市トレード」が活発となった。米国市場でもリスク選好的な取引は続いており、日経225先物(CME)は4万8800円台まで一段高となった。本日7日の東京市場でも円安・株高・債券安の流れが続く可能性があるが、物価高につながる円安進行を受けて日銀は今月開催の金融政策決定会合で利上げの是非について議論するとみられる。高市氏が急激な円安について懸念を伝える可能性があることにも留意が必要か。
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