*14:00JST 豪ドル週間見通し:上昇一服か、11月利下げの可能性高まる
■堅調推移、原油高などを意識
今週の豪ドル・円は堅調推移。米中関係の悪化を警戒した豪ドル売り・円買いは縮小し、週後半は米中関係改善への期待が広がったことや原油高を背景とする豪ドル買い・円売りが優勢となった。日本で高市政権が発足し、日経平均が一段高となり、米ドル・円相場が円安方向に振れたことも影響したようだ。取引レンジ:97円55銭-99円59銭。
■上昇一服か、11月利下げの可能性高まる
来週の豪ドル・円は上昇一服か。豪準備銀行(中央銀行)は11月に政策金利を引き下げる可能性が高い。持続的なインフレ緩和の可能性は低いものの、雇用情勢の弱含みや米中関係のすみやかな改善は期待できないため、リスク選好的な豪ドル買い・円売りがさらに強まる可能性は低いとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・29日:9月消費者物価指数(8月:前年比+3.0%)
予想レンジ:97円50銭-100円50銭
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