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FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】欧米為替見通し: ドル・円は底堅い値動きか、主要中銀の政策決定を消化

*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は底堅い値動きか、主要中銀の政策決定を消化
31日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測は後退し、米金利高・ドル高に振れやすい。また、日銀の追加利上げ期待は弱まり、円売りがドルを支える展開となりそうだ。

植田日銀総裁は金融政策決定会合後の記者会見で追加利上げに消極的な姿勢を示し、円売りを誘発。海外市場でも円売りが主要通貨を押し上げ、ドル・円は一時154円40銭台に浮上した。一方、欧州中銀(ECB)の利下げ休止への警戒でユーロ・ドルは1.1540ドル台に下落。本日アジア市場でドル・円は過熱感から売りが先行し、153円半ばに失速した。ただ、日経平均株価の強含みで円売りは続き、主要通貨は対円で底堅く推移した。

この後の海外市場は主要中銀の政策決定を消化する展開で、特にFRBの政策見通しを巡る思惑が相場の方向感を左右する。米国の雇用やインフレの関連指標の内容次第で追加利下げ観測がさらに後退するとの見方から、金利安・ドル安は抑制されるだろう。ただ、ユーロは前日の急落で割安感から買戻しが強まり、ドル高を弱める可能性も。一方、日銀の追加利上げ観測は後退したまま。欧米株高なら円売りを支援し、主要通貨は対円で下げづらい。

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・10月消費者物価指数(予想:前年比+2.1%、9月:+2.2%)
・21:00 南アフリカ・9月貿易収支(8月:+40億ランド)
・19:00 ユーロ圏・9月失業率(予想:6.3%、8月:6.3%)
・21:30 米・9月個人所得(予想:前月比+0.4%、8月:+0.4%)
・21:30 米・9月個人消費支出(予想:前月比+0.4%、8月:+0.6%)
・21:30 米・9月コアPCE価格指数(8月:前年比2.9%)

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