*08:25JST 中東地政学リスクへの懸念から売り優勢の展開か
[本日の想定レンジ]
27日のNYダウは521.28ドル安の48977.92ドル、ナスダック総合指数は210.17pt安の2
2668.21pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比415円安の58685円だった。本日は、中東地政学リスクへの懸念からリスク回避の売りが先行して始まることが想定される。前週末は、半導体・人工知能(AI)関連株の下落が重しとなったものの、先高期待の強さから循環物色の動きが強まり、日経平均は史上最高値を更新した。一方、前週末の米国市場は、AIへの巨額投資に対する警戒感とイラン情勢の緊迫が懸念され、主要株価指数は下落した。その後の28日、米国とイスラエルはイランに大規模攻撃を行ったと発表。イランのハメネイ最高指導者が死亡したと伝わった。イランからの報復攻撃もあり、紛争の長期化など中東リスクへの警戒感が相場に悪影響を及ぼすだろう。日経平均は連日史上最高値を更新し、25日移動平均線(55618円)との乖離(かいり)率は5.81%と依然として買われ過ぎとされる5%ラインを超えており、高値警戒感もくすぶるだけに利益確定売りが優勢となる可能性がある。
ただ、第2次高市政権の発足により、財政拡張政策や政権の安定化などを評価した海外投資家の日本株買いの流れは続いており、株価水準の切り下がりは押し目を拾う好機となるかもしれない。しかし、米国とイランの紛争の行方が早期に決着に向かうのか、それとも長期化するのか不透明なだけに、目先は中東情勢をにらみながらの不安定な展開が続くことになるだろう。上値メドは、心理的な節目の59000円や59500円、60000円、下値メドは、2月12日の高値(58015円)、心理的な節目の57500円、57000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限58500円-下限57500円
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