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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】パパネッツ Research Memo(9):2029年2月期までの3ヶ年で年平均成長率9.1%の売上拡大を目指す(2)

*11:09JST パパネッツ Research Memo(9):2029年2月期までの3ヶ年で年平均成長率9.1%の売上拡大を目指す(2)
■パパネッツ<9388>の今後の見通し

4. 同社の成長可能性
同社は、成長可能性の高い事業は「管理会社サポート事業」であると認識している。

(1) 市場について
同社「建物定期巡回サービス」の提供戸数は、2025年2月期時点で民営賃貸住宅総戸数に対し0.87%のシェアにとどまっており、同社の開拓余地は充分にあると弊社では考えている。また、前述した賃貸住宅管理業法も追い風になると考えられる。

「レンタルコンテナ点検サービス」では、2020年のトランクルームの市場規模について、同社資料によると2008年比2.4倍増の670億円に成長し、2026年には1,000億円規模の市場拡大が見込まれる。また、約20年前と比べ1戸当たりの居住面積は15m2以上も減少したことが示されている。住宅の狭小化が進み、都市部を中心にトランクルームの需要は不透明な経済状況においても力強く、新たな生活様式に即した多様なニーズも生まれつつあることから今後も成長が見込まれる。

「マンスリーマンションサポートサービス」は、厚生労働省が運営する職業情報提供サイト(日本版O-NET)「jobtag」の「客室清掃・整備担当(ホテル・旅館)」に掲載されているハローワーク求人統計データによると、2024年度の客室清掃の有効求人倍率は1.4倍だった。有効求人倍率は「求人数÷求職者数」から算出されるため、有効求人倍率が1.4倍の場合は求人数が100件のところ求職者数が69人程度しかいない計算になり、31件は募集しても求職者が来ないという状況が推測できる。人手不足の原因としては労働人口の減少、労働環境問題等が考えられる。利用者が類似するマンスリーマンション管理会社においても清掃業務の外注がさらに進むと予想され、インバウンド需要の拡大とも併せて、マンスリーマンションサポートサービスは発展すると同社は考えている。

(2) 同社の取り組みについて
同社は管理会社サポート事業として、「建物定期巡回サービス」「トランクコンテナ点検サービス」「マンスリーマンションサポートサービス」の3サービスにおいて、独自の不動産巡回管理システムである「じゅん君」を開発・活用し、サービスを提供している。

現在「じゅん君」により、不動産管理会社への定期巡回サービスを提供しているが、長期的にはコインパーキング業者、コインランドリー業者、洗車場業者、太陽光発電業者等の不動産活用業者へ定期巡回サービスを直接展開することで、利益率の向上及び市場の拡大を目指している。近年は、個人所有の不動産について定期巡回の依頼が増加しているため、クライアントの裾野を広げることで、管理会社サポート事業の規模拡大と今後の成長の加速が期待される。

5. 中期経営計画の経営指標
2027年3月期から開始する3ヶ年の中期経営計画では、売上高及び営業利益ともに着実な成長を見込んでいる。売上高は2026年2月期実績の5,771百万円から、2027年2月期6,213百万円、2028年2月期6,800百万円、2029年2月期7,500百万円へと拡大し、成長率も7.7%から10.3%へと緩やかに上昇する計画である。営業利益についても、2026年2月期実績の464百万円から2029年2月期には600百万円まで増加し、安定的な増益を見込んでいる。高成長から安定成長への移行を図りつつ、持続的な収益拡大を目指している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山 博詞)

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