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女子学生の「パパ活はバイト感覚」の落とし穴 学生相談窓口への相談急増、その“不安”の中身

パパ活を「バイト感覚」と考える学生たちも少なくないが、そのリスクは大きい(イメージ)

パパ活を「バイト感覚」と考える学生たちも少なくないが、そのリスクは大きい(イメージ)

 ここ数年、インターネット、とくにSNSを中心に急速に広まっていった「パパ活」という言葉。簡単に言うと、「パパ」とは女性に金銭的支援をする男性のことを指し、「パパ活」はそういった男性と時間を過ごすことで経済的な対価を得る行為を指す。

 1990年代には「援交(援助交際)」という言葉が流行し、若年層の売春が社会問題化したが、「パパ活」という言葉の持つカジュアルなイメージが相まって、現在ではそこまでネガティブなイメージを持たない人たちもいる。「お茶、食事だけ」でお小遣いや交通費を渡す「パパ」もいることから、若者のあいだでは「売春ではないから低リスク」という認識も広まっているようだ。

 実際、マネーポストWEB記者が、現役大学生数十人に聞き取り調査をおこなったところ、「自分はパパ活をしたことがない」と語る学生も、「友人は普通にやっている」「同世代の間ではバイト感覚」と語るなど、大きな抵抗感はあまり見られなかった。とくに「パパ活女子」を非難する声はほとんどなく、学生たちが非難する対象は「パパ」、あるいは若者の生活苦を生み出している社会そのものへ向けられていたのが印象的だった。

 女子学生たちは、パパ活に対してどのような意識をもっているのか──。自分はパパ活経験がないが、「身近な友人がやっている」という女子学生のAさん(20歳)は、次のように語る。

「高校時代の友達やアイドルの推し活の仲間には、何人も“p活女子”(※パパ活女子)がいますよ。私も悪いイメージはまったくなくて、普通にバイト感覚だと思っています。それに『大人なし』(※性交渉をしない)と決めて食事をするくらいなら問題ないと思いますし、パパにも女子にも、お互いウィンウィンじゃないですか?

 私の友達には親がまったくお小遣いをくれないという子もいて、そのなかでなんとか、周りの学生と同じように自由に使えるお金を稼がないといけない。となると、真面目にアルバイトしているだけじゃ無理なんですよ。今ではTwitterで簡単に情報が手に入るし、パパ活をテーマにした漫画とかも人気なので、自分たちの世代にとっては“お金を稼ぐ選択肢のひとつ”ですね」(Aさん)

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