値上げラッシュの中、苦しい家計を少しでも楽にしようと節約を実践する人も多いだろう。一方で、節約を徹底することで、生活に余裕がなくなって、見た目や健康に気を遣わなくなる人もいるかもしれない。節約生活を極めつつ、見た目も美しく、イキイキと健康に暮らすにはどうすればいいのか。節約の達人たちの声を紹介しよう。
脳フル回転でダイエットにも
「ポイ活はドラッグストア系が狙い目」と言うのは、ポイ活や節約ネタをインスタグラムで投稿している節約インスタグラマー・ななえもんさん。
「ウエルシアやマツモトキヨシといったドラッグストアは、毎月、ポイントキャンペーンをしていることが多いんです。それを企業側のキャンペーンと組み合わせるとさらにお得。
たとえば以前、花王の石鹸の対象商品『キレイキレイ』をPayPayで支払うと、1200円相当のポイントが還元されるというキャンペーンのときに、それにドラッグストアで実施しているポイントを組み合わせ、最大98%の割引になりました」(ななえもんさん)
「節約は工夫しながら頭を使うため、無意識に脳トレになる」と言うのは、4万人のフォロワーを持つ節約インスタグラマーのモコさんだ。
「献立を考えるだけでも脳トレになるといいますが、節約は、いかに予算内で買い物を済ませ、それをどう使うかまで考えるので、脳がフル回転しているように思います。
うちの場合、週の食費予算を4000円と決めているので、献立は決めずに買い物に行き、その日の最安値の食材を必要なモノだけ買うと決めて購入しています。ただ、安いだけでは買いません。その中から何が作れるかを考えます。
栄養面も考えながら、いかに食品ロスをせずに使い切るかを考えるのはゲーム感覚で楽しいですし、うまくいったときの達成感は精神面にもいい効果があるように感じています」(モコさん・以下同)