シマノ（7309）市場平均予想（単位：百万円）
企業概要
自転車部品、釣具などの開発・製造・販売する企業です。競技用自転車部品で世界シェア5割以上と業界首位。完成品は作らず、自転車部品に特化している点が特徴です。また自転車の部品を別々に開発するのではなく、ブレーキ、変速機、レバーなどそれまで別々だった部品を1つのシステム（コンポーネント）として開発生産しているところです。
売上高総利益率約40％と利益率のよい商品を取扱い、安定的に15～20％の営業利益率（15年第3四半期累計では22.7％）を維持し、ROEは年々改善しています。また、自己資本比率は85.5％と高く、安定の財務基盤持っています。
注目ポイント
同社は製品競争力が強く、優れた収益性を持っており、自転車市場の長期的拡大を背景に、長期的に企業価値を高めていく事ができると思います。
ただ、ここのところの株価はやや落ち着いた動きになっています。その理由は、8月下旬以降の株価上昇によって株価水準が大きく上がったうえ、好調な第3四半期の決算が発表されたものの、想定通りの内容だったとして、株価は一旦ピークアウトするとの見通しから、推奨を引き下げる証券会社が多くなったことが原因です。
ただ、もしも今後50日移動平均線や200日移動平均線まで株価が調整してくれば非常に良い買いタイミングになると予想します。来期についてはディスクブレーキの解禁と最高峰モデルのDuraAceのメジャーチェンジという材料があり、次の株価ラリーを牽引する可能性があるためです。
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