すでに大きな額を稼いだルーキーの藤本(写真・時事通信フォト)
女子ゴルファー日本一を決める「日本女子オープン」が終わり、3月に始まった女子プロゴルフツアーは8割のスケジュール終えた。残り8試合で今シーズンの年間女王が決定する。ポイントランキングを独走中の桑木志帆の獲得賞金額は約1億3909億円。全英女子オープンの優勝賞金150万ドル(約2億4000万円)を加えると約3億8000万円となる。活躍すれば大きな額を手にできる一方、そこに辿り着くのには多大な苦労を要すシビアな現実もある。
年間女王に突き進む桑木は来季から米女子ツアーに参戦予定で、海を渡ればさらに夢が広がる。米女子ゴルフツアーに参戦中の日本人選手15人のなかで獲得賞金トップはランキング4位の山下美夢有で275万ドル(約4億4000万円)。ポイントランキング1位のネリー・コルダは622万ドル(約9億9500万円)も稼いでいる。
東大に入るより難しい
賞金額は上昇傾向にあるが、トッププロを目指す人数は必ずしも右肩上がりではないという。ゴルフジャーナリストが言う。
「現在の6歳から18歳の男女のジュニアゴルファーの数は約8000人とされます。宮里藍や横峯さくらが活躍した2003年頃から増え始め、石川遼が史上最年少で優勝した2007年から4年経ったあたりをピークに2割ほど減少しました」
子供の人口が減っているうえ、競技費用などが高いことの影響とされるが、「東大に入るより難しい」とされるプロゴルファーへの合格率の低さも関係しているという。
「女子のプロテストは約700人が受験する第一次予選からはじまり、第二次予選を経て、最終プロテストで上位20人までの選手が合格する。昨年11月は18位タイの22人が合格したが、合格率は2.9%だった。上位50人が合格する男子は5%前後とされる」(同前)
その狭き門をくぐり抜けたプロゴルファーの収入を見ていくと、1年足らずで大きな格差が生まれていた。どれほど大きな違いが生じているのか。
